投資家として、経済ニュースを独自の視点で考えます。
経済アナリストのように、多くのデータを使った根拠に深みのある内容ではありません。
なぜなら、重要なのは経済ニュースを理解することではなく、投資で利益を出すことだからです。
とはいえ、ある程度は理解する必要があります。
まったくの無知では、投資家として恥ずかしいです。
目的は、投資家として成長することで利益につなげることです。
不定期の更新ですが、注目度が高い経済ニュースには反応したいと思います。
はじめに
最近、急速に円安が進行しています。
たとえ円安が完全にプラス要素だとしても、急速に動くことはあまりいいことではありません。
なぜなら、急速に動くことによって対応できない(対応が遅れる)ことが多く出てくるからです。
とはいえ、投資家である以上、その影響がどこにどの程度出てくるのかが重要と言えます。
一般の人とは違う視点で捉える必要があります。
米ドル/円と日経平均株価
まずは下図を見てください。
「米ドル/円」と「日経平均株価」の月足チャートです。
期間は2011年〜です。
リーマンショック後に超円高(75.55円)を付けた後、ずっと円安傾向が続いています。
その動きと連動するかのように、日経平均株価は上昇しています。
つまり、「円安=株高」です。
とはいえ、この方程式は常に成り立つことではありません。
なぜなら、「円安=株安」の時期があったからです。
この論争は、専門家の間でも常に意見が分かれています。
つまり、はっきりと断定することができないと言えます。
それでも、現在までずっと「円安=株高」で推移しているため、しばらくはその傾向が続くと理解していいと思います。
投資家としては、この程度で十分です。
円安は株高なのか
なぜ円安だと株高になるのか、もしくは円安だと株安になるのかについては、様々な視点から考えるとどっちつかずとなります。
株価は投資家心理の連続で動いていきます。
つまり、多くの投資家が「円安=株高」と考えていればその傾向が強くなります。
「ずっと同じ傾向が続いている」は「その考え方が定着している」と言えます。
この観点からも、しばらくは「円安=株高」の考え方で十分だと言えます。
さらに付け加えれば、2013年時点では日経平均株価の上昇が、円安によるものだとは言い切れなかったと思います。
もちろん、円安以外にも上昇する理由はありました。
円相場だけで日経平均株価の動きが決まるわけでありません。
ですが、傾向は出てきます。
2013年時点ではまだ上昇が始まったばかりだったため、そもそも円安が原因だとは考えていなかったかもしれません。
投資家として
「円安=株高」がかなり続いている今だからこそ、今後も円安が続けば株高が続くと判断できます。
この考え方こそ「投資家として」だと思います。