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ついに日本政府が為替介入!投資家としてどのように捉えればいいのか


 

 

投資家として、経済ニュースを独自の視点で考えます。

 

経済アナリストのように、多くのデータを使った根拠に深みのある内容ではありません。

 

なぜなら、重要なのは経済ニュースを理解することではなく、投資で利益を出すことだからです。

 

とはいえ、ある程度は理解する必要があります。

 

まったくの無知では、投資家として恥ずかしいです。

 

目的は、投資家として成長することで利益につなげることです。

 

不定期の更新ですが、注目度が高い経済ニュースには反応したいと思います。

 

 

 

はじめに

 

 

2022年09月22日17時前後、歴史的な出来事が起こりました。

 

下図はその瞬間の「米ドル/円」の5分足チャートです。

 

明らかに大きく動いているのが分かると思います。

 

いわゆる「為替介入」です。

 

 

 

 

日本政府

 

 

「円売り・ドル買い」は1998年6月以来、24年ぶりとのことです。

 

いかに歴史的瞬間だったかが分かります。

 

為替介入の合意の詳細としては

 

「市場の価格をゆがめるため、主要国の間では相場が急激に変動した場合だけに限る」

 

となっています。

 

日本政府としては、今年の動きが「急激に変動した」に値すると判断したのだと思います。

 

十分理解できる範囲内です。

 

 

米国と日本の経済状況の違い

 

 

〈米国〉

賃金が上昇

企業が販売価格に転嫁しやすい

物価が上昇

急激な物価インフレ

 

 

〈日本〉

賃金が伸び悩み

企業は販売価格に転嫁しにくい

物価が上昇しにくい

緩やかな物価のインフレ

 

 

皮肉にも日本の賃金が伸び悩んでいる現状によって、過度な物価のインフレが抑制されています。

 

米国とは対照的です。

 

米国は、インフレを退治するために金利を引き上げることで、何とか急激な物価インフレを抑えようとしています。

 

ですが、そう簡単には今の現状が変わるはずがないと思います。

 

なぜなら、高くても買ってくれるからさらに値上がりする、高くても買うから値下がりしない、のような悪循環だからです。

 

つまり、賃金の上昇が招いている悲劇だと言えます。

 

その点日本は、賃金が思うように上がっていないため、ある程度の範囲内での物価上昇で収まっています。

 

 

経済学

 

 

私は投資家ですが、経済学に長けているわけではありません。

 

ですが、必要だとは感じています。

 

ただ、理解しすぎると投資に悪影響を及ぼすことを知っています。

 

経済学に正確な結論はありません。

 

なぜなら、複雑に絡み合っているため、何を基準にするかで大きく結論が変わるからです。

 

今回の為替介入にしても、米国側で捉えるのと日本側で捉えるのとでは大きな違いがあります。

 

とはいえ、知識の片隅にでもあるのとないのとでは大きく違います。

 

単純に、無視することはできないと判断しています。

 

 

投資家として

 

 

投資家として、今回の日本政府による為替介入は、素直に日本人として誇らしく思いました。

 

なぜなら、口先だけで多くを行動に起こさない、よく言えば慎重な日本政府が大胆な行動をしたからです。

 

事前に米国と協議した協調介入ではないことも同様です。

 

何事も強気姿勢は、調和が乱れるため望ましくありません。

 

ですが、ときには「やるときはやる」姿勢を見せておかなければ、もっと調和が乱れると思います。

 

為替介入によって、円安傾向を抑えることができるとは思っていませんが、今までの一方的な動きが変わることは確かだと思います。

 

株式市場への影響はまだ分かりません。

 

当日の影響としては、日経225先物が若干下落したくらいです。

 

最近は、米国市場に完全には連れ安しない状況が続いています。

 

大前提ではありますが、米国は世界一の金融市場のため影響を受けないはずがありません。

 

ですが、それぞれの国で政策が違うように、経済の状況も違います。

 

特に最近は、その傾向が強く出始めているのではないかと思います。

 

今後、米国の金利政策によってさらに米国株が下落しても、日本株への影響は限定的で、むしろ日本市場に投資資金が流れる環境が整えば状況が大きく変わります。

 

来年の4月8日、現日銀総裁が任期満了を迎えます。

 

この前後で日本経済が飛躍することを願っています。

 

 

 


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