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投資家と人間観察
投資家にとっては、人の真理を読み取るというのはものすごく大切なことだと思います。
私の場合ですけど、投資家になる前から、人の真理を読み取るというか、人の真理って何なんだろうというのがかなり興味がありまして。
それを知るためには何をすればいいのかなと考えた時に、例えば学問として、心理学を学ぶというのも一つですし、そういう書籍ですよね。
心理学のことを書いた書籍を読むというのもあると思うんですけど、小さい頃からね、今思えばやっていたなということがありまして、それが人間観察ですね。
人間観察の趣味化
ただただね、人のことを見るというだけなんですけども。
なかなかね、これが好きというか趣味までいかないですけど、何にも考えずにぼーっと人の動きを見るというのが割と好きで。
具体的に言うと、例えばですけども、名古屋の地下鉄に乗る機会が、最近はほとんどなくなってしまったんですけど、昔はよくあったので、名古屋ぐらいの都会になると人がめちゃくちゃいるので、人間観察するにはかなりいい場所というかね。
どういう時にするかというと、乗り降りの瞬間とかをよく見てて、どんな人が急いで乗ったり降りたりするんだろうとか、どんな顔つきというかね。
例えばスーツを着てるのかとか、普段着なのかとか、男の方なのか女の方なのかとか、年齢はどれくらいの方なのかとか、電車の前の方にいるのか、後ろの方にいるのかとか。
そういうことをどういう条件の人が急いでるんだろうというのを見たりとか、電車が来てドアが開いて、急ぐ人はどういう行動をするんだろうとか。
そういうのをぼーっと見てるのが好きで。
そうやって日頃から人間のことを観察していると、いろんなことが分かってくるんですよね。
自分の中で。
そういう知識と言えるか分からないですけども、そういうものの蓄積で、何となく今この人はこういうことを考えているのかなというのが、だんだん分かるようになってきました。
日頃の観察の蓄積
この人の心理とかね、人の行動とかっていうのは、もちろんその学問から得たことも多いですけど、やっぱりそういう日頃の何気ない観察の蓄積、分析っていうんですかね。
その蓄積から得たことっていうのが、かなり自分の中では今大きくなっているのかなというふうに感じています。
あとちょっと付け足しですけども、先ほど名古屋の地下鉄の話をしましたけど、開店直後の風景っていうのも結構好きで。
例えば百貨店、10時ぐらいに大体開くんですけど、9時半ぐらいからドアの前に人が集まり出して、10時になってドアが開いてどういうふうに人が入るのかなとか。
10時に近づくにつれて人の表情がどういうふうに変わってくるのかなとか、そういうのを見るのも好きでね。
どういった人が並んでいるのかとかね、そういうのも好きで。
それにちょっと似てるんですけど、行列を見るとどういう人が先頭にいるのかなとか、どういうふうな待ち方をしているのかなとか。
そういうのを見るのが好きで、何かしらの意思があってそこに並んでいるわけなんで。
その意思の裏側っていうのかな、どれぐらいの強さでここに並ぼうとしているのかとか、そういうのを見るのが好きなんでしょうね、やっぱり。
人間観察
そういうことから人の真理を読み取るっていうところまで考えるのが好きなので。
投資家にとっては、今思えば、かなり意味のあることを毎日していたんじゃないかなと、そういうふうに思います。
人間観察から何がわかるのかなとかって考えてみたら、人からどのように見られるかっていうよりは、どんな行動が人を動かすのかと。
そういうことに注目することができたっていうことですね。
人間観察をすることによって、もう一度言うと、人からどのように見られるかっていうよりは、どんな行動が人を動かすのかと。
だから相手から自分ではなくて、自分が相手を気にすると。
気にするのは相手ではなく自分と。
人間観察をすることで、自分の行動っていうものが、相手にどういうふうな影響を与えるのかっていうのを、人間観察の発展から考えるようになってきました。
大衆心理
人間の、つまりは大衆心理っていうものにつながってくると思うんですけど。
投資家にとって大衆心理を読むっていうのは、本当にかなり重要なので。
例えばですけど、大衆心理っていうのは、少しのお金しか持っていない一般の集まりだと思うんですね。
その反対っていうのは、大気を持っているほんの一握りの人だと思います。
なので、その大衆心理、少しのお金しか持っていない一般の集まりの動きっていうのを、いかに判断するっていうか、見抜いていくっていうか。
そういうことが投資家にとっては重要なので。
じゃあ、その大衆心理って何なんだよってなったときに、先ほどの人間観察から、人の心理を読み取るってことなんですけども。
相手から自分ではなくて、自分から相手を気にするというところの発想で、気にするのは相手ではなくて自分と、自分がどういう行動をすることで、相手を動かせるかと。
そういう見方をしていると、大衆心理のほうじゃないほうに、先ほどの話で言えば、大金を持っているほんの一握りの人のほうの発想に近づいてくるので。
心理を傾ける
ここの部分っていうのはかなり自分の中でも、投資で成功する前からずっと気にしていたことなので。
いかに初めは大衆心理側のほうではあるんですけど、あたかも大金を持っていなくても、大金を持っているほんの一握りの人のほうに、心理を傾けなきゃいけないので。
そういう人はどういう考え方を持っているかといったら、先ほどからしつこいですけど、相手のことを考えるんじゃなくて、相手から自分がどう思われるかということじゃなくて、自分が相手にどう思われるかというほうにいないと。
つまり、分かりやすく言えるか分からないですけど、気にするのは本当に自分自身、自分が中心となって相手を動かす、という考え方をしていないと、いつの間にか大衆のほうに心理が流れてしまうので。
投資と心理学
そうすると投資では負けるように作られているので。
自分のお金の状況が大衆心理側だとしても、大金を持っているほうの大衆心理側じゃないほうに、心理が行っていないと投資では負けてしまうので。
そこの部分をかなり気を使ってやっていたと思います。
その大衆心理を理解するには、日常から私がやっている人間観察、ここから人の心理を読み取るというのが結構役に立ちましたよと、そういう話を今回させていただきました。
💎 要約
この文章では、投資家にとって「人間観察」がどれほど重要であるかについて詳しく述べられています。
筆者は、投資家として成功するためには、人間の心理や行動を理解することが大切であるとし、特に「大衆心理」を読み取ることが投資の成否に大きく影響することを強調しています。
筆者は投資家になる前から人間の心理に興味を持っており、その理解を深めるために、心理学の書籍を読むだけでなく、実際の日常生活の中で人間観察を続けてきたと述べています。
例えば、名古屋の地下鉄や百貨店の開店前の様子を観察し、人々の行動や表情の変化、どんな人が急いでいるのか、どんな意思を持って行動しているのかを分析してきたといいます。
このような観察を通じて、日常の人間行動の背後にある心理を読み取る力が身についてきたと述べています。
また、こうした観察の積み重ねは、投資家としての活動にも大いに役立っていると感じています。
特に「大衆心理」を理解することが、投資家にとって極めて重要であるとし、大衆の動きを見抜く力が投資の成功に直結すると述べています。
大衆心理とは、多くの人がどのような行動を取るかという集団の心理であり、これを見極めることで、投資のタイミングやリスクを管理することが可能になるとしています。
筆者はまた、成功するためには「自分がどのように他人から見られるか」ではなく、「自分がどのように行動することで他人を動かすことができるか」に注目することが大切だと考えています。
これは、大衆心理を超えた少数派の考え方、すなわち大きな資産を持つ投資家のような視点に近づくための鍵であると説明しています。
大衆心理に流されず、自分自身の行動をコントロールし、周囲に影響を与える力を持つことが、投資で成功するための重要な要素だと考えています。
最終的に、投資家として成功するためには、大衆心理に流されず、少数派の考え方を持つことが重要であり、そのために日常的な人間観察が役立っていると筆者は感じています。
心理学的な理解と人間観察の実践が、投資家としての成長に大きく貢献していると結論付けています。
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