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感情のコントロールについて
投資家においての感情のコントロールについて話していきたいと思います。
私が投資家にならなければ、この感情のコントロールということに対して、それほど考えることなく生きてきたと思います。
投資家における感情の影響
投資家になったことで、利益が出たり損失が出ます。
もろにお金に直結するので、結構感情的になることが多くなったのかなと思っています。
単純に利益が出れば、それは嬉しいですし、やった甲斐があったなとか、取引してよかったなとか、投資家になってよかったなと思います。
一方、やはり損失が出ると、がっかりするし、なんで損失になったんだろうとか、不安な気持ちになったりとか、いろんな感情が出てくるんですね。
取引は1回で終わるわけじゃないので、その後、何回も何回も続けていかなければ、当然利益が続くこともないし。
月に平均22日くらい相場が開いているので、毎日毎日相場を見て、毎日毎日取引を繰り返して利益を出していかなきゃいけないので。
休もうと思えば簡単に休めるんですけど、休んだらお金は一切入ってこなくなるので。
そういうプレッシャーもあるので、休むという選択肢はまずないですね。
毎日相場に向かうのが当たり前。
これは、サラリーマンの方が毎日会社に行くのと、学生で言えば毎日学校に行くのとそんなに変わらないことです。
毎日とは言わなくても、利益を出していかないと、投資家としてやっていけないので。
そこに対する感情というのは、かなり大変なものがあります。
利益と損失に対する感情
そんな中で、例えば利益を出し続けたとしても、利益が、例えばそうだな、3回ぐらい、少し大きめの利益が3回ぐらい続いたとすると、当然なんか修行僧みたいな、素晴らしい精神はないので、浮かれるんですよね。
それで、自分の投資スキルがすごくあるかのように錯覚して、なんか利益を出すことが簡単と勘違いするんですよね。
だいたい、その勘違いをしていると、損失につながりますね。
そんな上手いこと、いいことは続かなくて、その後は必ず損失になります。
じゃあ逆に損失が3回ぐらい、割と大きめの損失が3回ぐらい続くと、感情としてはどうなるかっていうと、もう最悪ですよね。
特に投資を始めた頃なんかは、これでやっていけるのかなとか。
お金がどんどんどんどん減っていくので。
お金を増やそうと思って始めたのに、やればやるほど減っていくと。
こういう状況になってくるので、当然感情としてはだいぶ不安定になります。
これをコントロールするっていう話になるんですけど、通常であればコントロールなんてできないです。
損失への対処法
唯一できるとしたら、やめるという選択肢しかなくなりますね。
やめさえすれば、お金が減るっていう現象はなくなってくるので。
ただ、やめるっていう選択肢は何事においても一番ではないですが、簡単ですよね。
やめるっていうことを抜きにして考えないと、こういう話っていうのは成り立たないのかなと思うので。
じゃあ、その損失が続いたときに、この感情のコントロールをどうするかと。
一つは忘れる。
直前まで損失を忘れて、また新たな気持ちで利益に向かって、どうすればいいかっていうのを考えて。
利益を出した取引のことを、もう一回確認したり見直したりして。
どうしてこの取引は、利益を出すことができたんだろうっていうふうに。
いいことだけを考えていくっていうやり方が一つあると思います。
二つ目は、徹底的に損失を出した取引について改善していくと。
損失を出した理由っていうのを、しっかり自分の中で徹底的に調べると。
二度とは言い過ぎですけど、同じようなことが何回も続かないように、自分の中で何がいけなかったっていうのを分析していきます。
だいたい、投資で損失を出すときっていうのは、感情のコントロールがうまくいってないときが多いです。
小さな損失なら、普通にあって当然なことですので、大きな損失ですね。
大きな損失の場合は、だいたい自分の感情が良くない方にいっていることが多いので。
いわゆる損切りが遅れるってやつですね。
損切りが遅れるっていうことは、要は自分のミスを自分で責任を取れない。
それが、ぐだぐだと続くことで結局損失が拡大するということがほとんどだと思うので。
損切りが遅れた理由をしっかり徹底的に分析していけば、だいたい直ることだと思います。
投資家において、この感情のコントロールっていうのは、かなり重要な部分になっていきます。
感情のコントロール
もちろん投資家でなくても、日々生きていればいろんな感情が出てきます。
これをコントロールできなければ、最悪犯罪者になってしまうので。
人間は猿とか他の動物と違って理性がある。
だから、悪いことはしてはいけないって思って行動をストップすることができる。
そういう脳みそを持った生き物が人間とされているんですけども。
株式投資においても、犯罪とまではいかなくても、大きな損失を出すことが犯罪に近いぐらいに考えていけば、おのずと感情が抑制できるというか、損切りが遅くなることを防ぐことができるのかなと。
損切り
ただ、それでも損切りが遅れる原因というのが、今ふと思い出しましてもう一つあるんですけど。
損切りをしなかった、要は株価が下がっているということですね。
株価が下落していって、含み損がどんどん増えている状態になった場合でも、どこかのタイミングで上昇に転じて、そのまま上昇していくということがなくはないんですね。
そういう株価の動きに一度でも出会うと、ここで損切りしないで我慢してずっと持っていたから、上昇してさらに大きな利益をつかむことができたという経験を、必ずと言っていいほどするんですね。
その経験をすると、損切りしなくてもいずれ上昇に転じてプラスになって、さらに大きな利益につながるということを勝手に考え始めてしまうので。
この経験を一度でもすると、もう必ずと言っていいほど損切りが遅れます。
ただこの損切り、含み損の状態も、良い含み損と悪い含み損があります。
どのタイミングか分からないですけども、上昇に転じる可能性が高いということを理解している銘柄ならいいと思うんですけど。
本当に上昇に転じていくのかというのが、あんまり分からない銘柄でずっと持っているとなると、それはそれで大問題だと思います。
これは、それぞれの投資家の考え方にもよるので、一概にはっきりと損切りした方がいいとは言い切れないんです。
難しいところですけども、含み損が拡大したら損切りするというのがベストではあると思います。
先ほども申し上げたとおり、やはり投資家の投資スタイルによって損切りのタイミングというのは変わってくるので、それぞれの取引の仕方で対応していただくのが一番いいのかなと思います。
投資スタイルと感情のコントロール
最後に感情のコントロールについてですけども、これがしっかりできなければ、当然損失を防ぐことはできないので利益が続くことはないです。
だから、投資家にとってはこの感情のコントロールというものを第一に考えて、感情のコントロールができていないようだったら、直ちにそれを改善するということを一番初めにやるべきかなと、そんなふうに思います。
💎 要約
感情のコントロールは投資家にとって極めて重要です。
投資を始めると利益や損失が直にお金に結びつくため、感情的になる場面が増えます。
利益が出ると嬉しく、損失が出ると不安や落胆を感じます。
特に損失が続くと、取引を続けることへの不安が大きくなります。
投資家として成功するためには、損失の原因を徹底的に分析し、同じミスを繰り返さないようにすることが重要です。
感情が原因で損切りが遅れることが多いため、冷静な判断が求められます。
各投資家のスタイルに応じた損切りのタイミングを見つけ、感情のコントロールができるように努めることが必要です。
損失が続いた場合は、取引を一旦やめることや、損失を出した取引の原因を徹底的に見直し、改善することが効果的です。
感情のコントロールができなければ、利益を続けることは難しいため、感情のコントロールを第一に考え、必要な場合は直ちに改善することが求められます。
感情を冷静に保つことが、投資家として成功するための鍵です。
損失が続いても、冷静に原因を分析し、改善策を見つけることで、長期的な成功を目指すことが重要です。
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