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利益確定の難しさ

株式投資を何年か経験していれば必ず悩むことがあります。

利益確定のタイミング

それは利益確定の難しさです。

私個人の感覚ですが、買取引きよりも遥かに難しいと感じています。

利益確定後の感情の整理

難しいと感じるポイントは2つあります。

一つは利益確定のタイミング。

もう一つは、利益確定後の感情の整理です。

せっかくラジオですので想像力を使っていきたいと思います。

今、ある銘柄を保有していて、十分な含み益の状態だとします。

あなたはどんなことを考えていますか。

想像してみてください。

どんなことが浮かびましたか。

株価が下落しないうちに利益確定しよう、もう少し待ってもいいんじゃないか、株価が上昇しそうだし、利益確定した後上昇したらがっかりするからまだ様子見…

こんなことを考えたんじゃないかなと思います。

まとめると、今の含み益で十分。

もしくは、今の含み益ではまだ十分ではない。

欲との戦いです。

では、少し株から離れて日常生活で考えてみます。

あまり頻繁に買わないものがいいので、車とか家電とかパソコンとかスマホとか何でもいいです。

あなたは検討し始めてから実際購入に至るまで、どんなことを考えていますか。

また想像してみてください。

少しでも安く、少しでもいいものを買いたいと思うはずです。

そして、その商品が自分にとっても役に立つものであるか、しっかり調べたはずです。

高い買い物なので失敗したくない思いが大きいと思います。

このことが株でも当てはまるのでしょうか。

ではまた株に戻ります。

含み益の状態で利益確定しようかどうしようかの話です。

先ほどの話で言えば、失敗したくない思いで今の株価がこれからどうなるのかを考えるのと同じです。

ある程度上昇しているのは確かなため、さらに上昇する余地があるのか、もしくは下落する要因があるのかだと思います。

ただ、これが先ほどの話のように単純ではないです。

その一つの要因として株価は需要と供給の割合で決まるからです。

たとえ誰もが上昇するだろう大きな材料が出たとしても、あっさり下落することがあります。

また、たいした材料がなくても注目されるだけで、どんどん盛り上がって株価が急上昇することもあります。

つまり先ほどの話のように、調べれば解決することではないのです。

もっと言えば、この先株価がどうなっていくかは誰にもわからないのです。

これが利益確定の難しさの正体です。

こんな感じで株価の天井なんてわからないと強く理解していれば問題ありません。

では、理解していないと何が問題なのでしょうか。

それは感情の整理ができなくなるからです。

その感情は後悔です。

利益確定後、さらに上昇していく株価をただただ見ているだけを経験したことがあると思います。

少なくても利益確定後の株価が気になっていることは間違いありません。

利益確定後に下落したときは素晴らしい取引をしたと自分を褒め、上昇したときは判断が遅すぎたと後悔します。

後悔の影響や損失への対処法

そして、この後悔はかなり長い間自分の中に残ります。

もはや、利益を出したことなど満足していません。

ですので、必ず次の取引に影響します。

そして、必ず取れていたはずの利益を失います。

さらに、無気になって利益確定後に取引してしまい、さらに大きな損失を出してしまいます。

こうなってしまうと大変です。

なぜなら、相場から撤退していく投資家の代表例だからです。

もし、こんな状態になっている投資家はすぐに改善してください。

ここはとてもシンプルです。

株価の天井なんてわからないと強く理解することです。

そして、利益確定したことに素直に満足することです。

たったこれだけです。

あとは少しずつでも自分の中に落とし込んでいくだけです。

なかなか自分の考え方を変えるのは、抵抗があるため難しいかもしれません。

ですが、株式投資で利益を出し続けていくためには絶対に必要です。

ですので、すぐに実行に移してみてください。