仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先みずほ証券の存在
- 希薄率最大13.6%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価3桁の低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
なお、分析期間は2018.10.19~2019.07.12です。
→株価動向の進展があれば追記いたします。
はじめに
「前澤工業」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「成長投資資金の確保」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「みずほ証券」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですがこれこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2018年10月19日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要(第1回)
- 発行株式数 :2,500,000株
- 当初行使価額 :412円
- 下限行使価額 :326円
行使中
大量行使に関するお知らせのIRや、大量保有報告書データベースにおいて行使が進んだ場合に追記しています。
2018年12月03日現在行使率は9%。
2019年01月07日現在行使率は15%。
2019年03月01日現在行使率は20%。
2019年04月01日現在行使率は21%。
2019年05月07日現在行使率は23%。
2019年06月03日現在行使率は25%。
消却
第三者割当による新株予約権は2019年7月12日のIRにおいて消却に終わりました。
取引を終えて
株価が何らかの理由で下がることで行使が進まず、結果株価が上昇しないことはよくあります。
今回はそれに該当しました。
割当先もわざわざリスクを取ることはしません。
また、このことから割当先が故意に株価を下げたわけではないことが証明されました。
よって、仕手筋不在のためこれ以上は何もありません。