仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先プロスペクト・ジャパン・ファンド・リミテッドの存在
- 希薄率最大11.0%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2013.08.09~2014.12.08
株価動向の進展があれば追記致します
(2014年12月08日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「グローベルス」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「収益基盤の強化」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「プロスペクト・ジャパン・ファンド・リミテッド」は過去多くの銘柄を上昇させた実績がありません。
しかし、この銘柄自体は過去に株価が大きく上昇した経緯があるため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2013年8月9日に第三者割当による転換社債型新株予約権付社債の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
転換社債型新株予約権付社債の概要
- 発行株式数 :10,982,142株
- 転換価額 :56円
- 下限転換価額 :56円
完了
確実に転換の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による転換社債型新株予約権付社債の転換の完了は2014年12月4日です。
「転換価額が固定」のため転換の完了の前に初動が起こりました。
最安値
2014年5月20日に最安値46円をつけました。
第三者割当による転換社債型新株予約権付社債の発行に関するIRから281日後でした。
「超低位株かつ発行株式数が多い」ためそこそこの時間を要しました。
発行日の終値は57円でその後しばらく上がり続け最終的に91円をつけました。
しかし、続かずその後はズルズルと下がり続けました。
発行日の終値は57円より下落率は80.7%で「少しだけ下がりました」。
初動
2014年8月29日に初動がありました。
最安値から99日後でした。
初動日の始値は57円で「最安値からしばらくもみ合いました」。
初動の直前はほとんど動きがありませんでした。
発行日からは380日後でした。
最高値
2014年12月8日に最高値145円をつけました。
初動から99日後で「割りと時間をかけて上げた銘柄」でした。
理由としては「初動までにかなりもみ合った」ことがあげられます。
上昇率は254%で「そこそこ上がりました」。
利益確定は「出来高急増」「上昇幅大」のためタイミングが分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は238%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は532%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は923%でした。
「多くの投資家が参加しました」。
株価変動率
初動から売り抜けまでの株価変動率をまとめました。
57円→78円→51円→64円
→57円→94円→76円→145円
137%→65%→125%→89%
→165%→81%→191%
取引を終えて
57円から78円の上昇率が137%より十分ではない上昇のため保有継続でいいと思います。
その後、一時初動の始値を割りましたが下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
最後の上昇率が191%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は254%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2013.08.09
- 発行日の終値 :57円
- 希薄率 :11.0%
- 転換の完了 :2014.12.04
- 初動日 :2014.08.29
- 初動日の始値 :57円
- 初動までの日数 :380日
- 最安値 :46円
- 最高値 :145円
- 信用買率 :238%
- 信用買増減率 :532%
- 出来高比率 :923%
- 上昇日数 :99日
- 上昇率 :254%
- 下落率 :80.7%
- 上昇期待指数 :2337
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価