仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先プロスペクト・ジャパン・ファンド・リミテッドの存在
- 希薄率最大88.1%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2015.11.17~2017.02.21
株価動向の進展があれば追記致します
(2017年02月21日追記)
目次
発行
2015年11月17日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :144,000,000株
- 転換価額 :54円
- 下限転換価額 :54円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は上昇期間中に確認することはできませんでした。
この場合は「大株主として保有している」と判断しています。
最安値
2016年11月9日に最安値36円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから357日後でした。
「超低位株かつ発行株式数が多い」ためそこそこの時間を要しました。
発行日の終値は54円でその後は下げたり上げたりを繰り返しました。
しばらくもみ合った後に最安値をつけました。
発行日の終値は54円より下落率は66.6%で「十分に下がりました」。
初動
2016年11月25日に初動がありました。
初動日の始値は39円でした。
最安値から16日後で「かなり早い時期」に初動が起こりました。
初動の直前はほとんど動きがありませんでした。
発行日からは373日後でした。
最高値
2017年2月21日に最高値104円をつけました。
初動から86日後で「そこそこ効率の良い銘柄」でした。
理由としては「初動までにかなりもみ合った」「新株予約権の発行株式数がとてつもなく多い」ことがあげられます。
上昇率は266%で「そこそこ上がりました」。
ストップ高で大きく上げた後3ヶ月かけてさらに上がりましたが、高値は分かりにくい状況でした。
よって、利益確定のタイミングは難しかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は19.9%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は166%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は51.6%でした。
超低位株にしては少なく「あまり盛り上がりませんでした」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
39円→74円→61円→89円
→72円→96円→79円→104円
190%→82%→146%→81%
→133%→82%→132%
取引を終えて
39円から74円の上昇率が190%かつストップ高だったため利益確定してもいいと思います。
実際の取引では74円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
もし、この時点で上昇率が190%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
最後の上昇率が132%で少し低かったですが利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は266%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2015.11.17
- 発行日の終値 :54円
- 希薄率 :88.1%
- 行使の完了 :なし(大株主)
- 初動日 :2016.11.25
- 初動日の始値 :39円
- 初動までの日数 :373日
- 最安値 :36円
- 最高値 :104円
- 信用買率 :19.9%
- 信用買増減率 :166%
- 出来高率 :51.6%
- 上昇日数 :86日
- 上昇率 :266%
- 下落率 :66.6%
- 上昇期待指数 :29004
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価