私の投資家としての成長記録をだらだらと書いてみました。
個人的なことが多いため、あまり参考になるとは思いませんが、自分を原点から振り返る良い機会として書かせてもらいました。
利益を出すことはできても、損失の方が多くなってしまう方の参考になれば、嬉しい限りです。
全部で3回に分けて公開いたします。
この記事は第3回「継続した利益を確信するまで」です。
第1回は「投資を始めるまで」です。
第2回は「投資を始めてから」です。
第1回の記事はコチラ
第2回の記事はコチラ
*2022年01月 追記・編集済
*2022年07月 追記・編集済
*2023年01月 追記・編集済
*2023年07月 追記・編集済
*2024年01月 追記・編集済
*2024年07月 追記・編集済
リーマンショックの概要
コロナショックはリーマンショックと比べれらます。
では、リーマンショックはどの程度だったのでしょうか。
日経平均の下落率をみてみたいと思います。
リーマンショック
18,000円 → 7,000円
コロナショック
24,000円 → 16,000円
下落率で比べると、リーマンショックは60%、コロナショックは33%です。
コロナショックは、リーマンショックのおよそ半分程度の下落率です。
いかに、リーマンショックがもの凄い暴落だったか理解できたと思います。
多くの投資家が投資資金を失った
想像の範囲内ですが、ほとんどの投資家は多かれ少なかれ損失を出したと思います。
投資の世界から撤退せざるを得ないほどの、多額の損失を出した投資家は多かったと思います。
私は運よく撤退することはありませんでしたが、投資資金は半減しました。
2002年から投資を始めて上昇相場しか経験していなかったため、当たり前なのかもしれません。
そうはいっても、順調に増えていったお金がわずか半年で半減した現実を受け入れるのは、相当きつかったです。
今まで自分のスキルで利益を出し続けていたと思っていたことが、全否定され崩れ落ちたため、まさに絶望でした。
(正しく解釈すれば、自分のスキルではなく上昇相場によって利益が出ていたにすぎなかった)
今までの努力は何だったのかと…本当に絶望の日々でした。
精神的ショックは人生最大でした。
今考えても、これほどのことは今後二度と起こらないと思えます。
ただ、腐ったら終わりだとも思いました。
まだ投資資金が残っていたのが、せめてもの救いでした。
まずは、素直に自分の投資方法が間違っていたことを認めました。
絶望から得たもの
リーマンショック以前は、完全に自分の取引を過信していました。
買取引においては、それなりの自信をもって取引していましたが「上昇しそう」という安易な考え方で取引していたとも言えます。
上昇相場は多くの銘柄が上昇します。
つまり、取引した銘柄はだいたい利益が出るとも言えます。
だからこそ「上昇しそう」→「取引」→「利益」が成り立っていました。
これが下落相場では成り立たなく(成り立つことが少なく)なります。
このことに気づかず、損失を重ねてしまいました。
ですが、絶望を味わったものの得たものがあります。
それは「確信を追い求めた株式投資法」です。
どのようにして完成したか
リーマンショック以前までは、確信とまでは言えないときでも取引していました。
「利益が出れば結果オーライ」みたいなことも多かったです。
ただ、この取引方法では、いずれ利益が不安定になります。
つまり、継続した利益につながりません。
取引方法を変えればいいだけなのですが、長年しみついた取引方法はすぐには変えられませんでした。
感情のコントロールにかなり苦戦しました。
特に「取引してしまう欲」を完全になくすのは至難の業でした。
株式相場を日々監視していると「上昇しそう」という機会にかなりの頻度で遭遇します。
その度に「しそう」ではだめ。
「確信がなければ取引してはいけない」と自分に言い聞かせます。
理系人間を納得させたのは統計学でした。
「上昇しそう」で取引した場合、その後どうなったのかの統計を取り続けました。
その結果、上昇する銘柄はありましたが、多くは値を戻したり、さらに下落することが統計データより証明されました。
証明されたとなれば話は早いです。
今までの欲との葛藤が何だったのかと思うくらい「上昇しそう」に反応することがなくなりました。
理系人間は「数字で示されたデータに素直に従うんだ」と大発見でした。
この事実をさらに利用しようと考えました。
確率を組み合わせた確率統計学を駆使し、取引の精度を上げることだけを考えました。
今でもこの考え方は継続中です。
リーマンショックのおかげで、自分の取引方法を一から見直すことができました。
その結果、確信を追い求めた株式投資法が完成しました。
継続した利益
長い人生において失敗は誰でもあると思います。
皆さんはどうですか。
できることなら、若い時に大きな失敗を経験した方がいいです。
もちろん、失敗としっかり認めて次に生かさなければ意味がないのですが。
幸い私は、リーマンショックによって大きな失敗を経験できました。
この失敗のおかげで、それまでの取引方法を大きく見直すきっかけになりました。
「上昇しそう」から「確信」の取引へと進化させました。
これによって「利益」が「継続した利益」に変わりました。
まとめ
もし、コロナショックで大きな損失を出したけどそれを失敗と認め、それでもこの先投資の世界で利益を出したいと決意したならば、取引方法を大きく見直す必要があると思います。
数年単位の作業になるはずです。
時間はかかりますが、それだけの価値(得られる利益)は十分にあります。
投資の世界で生き残るために是非「上昇しそう」から「確信」の取引へと進化させてみてください。
さいごに
仕手株投資で確実に利益を出し続けるためには、まだまだ知るべきことがたくさんあります。
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今この瞬間の巡り合わせを何かのきっかけと捉え、仕手株投資家としてのスキルアップに突き進んでいただければ幸いです。
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