仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先アルファ・コンセプト・インベストメント・リミテッドの存在
- 希薄率最大24.9%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2011.07.20~2013.04.26
株価動向の進展があれば追記致します
(2013年04月26日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「東海観光」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「財務体質の改善」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「アルファ・コンセプト・インベストメント・リミテッド」は過去多くの銘柄を上昇させた実績がありません。
しかし、上昇する可能性があるため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2011年7月20日に第三者割当により発行される新株予約権に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :54,691,248株
- 行使価額 :26円
- 下限行使価額 :26円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当により発行される新株予約権の行使の完了は上昇期間中に確認することはできませんでした。
この場合は「大株主として保有している」と判断しています。
最安値
2012年11月14日に最安値15円をつけました。
第三者割当により発行される新株予約権の発行に関するIRから114日後でした。
「超低位株かつ発行株式数が多い」ため、そこそこの時間を要しました。
発行日の終値は24円で数日後に一時30円まで上がりましたが、その後は少しずつ下げ続け、初動の直前に最安値をつけました。
発行日の終値は24円より下落率は62.5%で「十分に下がりました」。
初動
2012年11月21日に初動がありました。
初動日の始値は16円でした。
最安値から5日後と即反応し、さらに「出来高急増」のためかなり分かりやすい初動でした。
発行日からは119日後でした。
最高値
2013年4月26日に最高値66円をつけました。
初動から155日後で「効率の悪い銘柄」でした。
理由としては「新株予約権の発行株式数が多い」ことが大きく影響しました。
上昇率は412%で「かなり上がりました」。
利益確定は「出来高急増」「上昇幅大」のためタイミングが分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は12.9%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は802%でした。
信用取引規制のため信用取引はあまり活発ではありませんでした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は105%でした。
超低位株にしては少なく「そこそこでした」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
16円→25円→21円→51円→28円
→39円→32円→58円→40円→66円
156%→84%→243%→55%→139%
→82%→181%→69%→165%
取引を終えて
21円から51円の上昇率が243%よりそこそこの上昇と考え利益確定してもいいと思います。
実際の取引では51円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
もし、この時点で上昇率が243%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
最後の40円から66円の上昇率が165%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は412%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2011.07.20
- 発行日の終値 :24円
- 希薄率 :24.9%
- 行使の完了 :なし(大株主)
- 初動日 :2012.11.21
- 初動日の始値 :16円
- 初動までの期間 :119日
- 最安値 :15円
- 最高値 :66円
- 信用買率 :12.9%
- 信用買増減率 :802%
- 出来高率 :105%
- 上昇日数 :155日
- 上昇率 :412%
- 下落率 :52.5%
- 上昇期待指数 :1598
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価