仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先シェアホルダーズ・コンセンサス・ファンド・エル・ピーの存在
- 希薄率最大13.5%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2011.09.12~2013.04.09
株価動向の進展があれば追記致します
(2013年04月09日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「グローベルス」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「財務体制の改善」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「シェアホルダーズ・コンセンサス・ファンド・エル・ピー」は過去多くの銘柄を上昇させた実績がありません。
しかし、この銘柄自体は過去に株価が大きく上昇した経緯があるため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2011年9月12日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :8,000,000株
- 行使価額 :35円
- 下限行使価額 :35円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は上昇期間中に確認することはできませんでした。
この場合は「大株主として保有している」と判断しています。
最安値
2011年11月25日に最安値32円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから73日後でした。
割と早い時期に最安値をつけました。
発行日の終値は36円でその後は55円まで上がりましたが、すぐに下げ始めそのまま最安値をつけました。
発行日の終値は36円より下落率は88.9%で「少しだけ下がりました」。
初動
2012年9月14日に初動がありました。
初動日の始値は36円でした。
最安値から289日後で「かなりの期間もみ合いました」。
発行日からは362日後でした。
最高値
2013年4月9日に最高値120円をつけました。
初動から205日後で「効率の悪い銘柄」でした。
理由としては「割当先が複数」だったことがあげられます。
上昇率は333%と「十分に上がりました」。
利益確定は「出来高急増」「上昇幅大」のためタイミングが分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は81.1%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は257%でした。
信用取引規制(増担保50%うち現金20%)のため信用取引はあまり活発ではありませんでした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は200%でした。
超低位株にしては少なく「そこそこでした」。
株価変動率
初動から売り抜けまでの株価変動率をまとめました。
36円→47円→42円→74円
→54円→84円→64円→120円
131%→89%→176%→73%
→156%→76%→188%
取引を終えて
36円から47円の上昇率が131%より十分な上昇ではないため保有継続でいいと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
次の42円から74円の上昇率が176%で十分なため利益確定の判断をしてもいいと思います。
当時はまだ出来高が少なすぎると判断し保有し続けました。
その後の64円から120円の上昇率が188%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は333%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2011.09.12
- 発行日の終値 :36円
- 希薄率 :13.5%
- 行使の完了 :なし(大株主)
- 初動日 :2012.09.14
- 初動日の始値 :36円
- 初動までの日数 :362日
- 最安値 :32円
- 最高値 :120円
- 信用買率 :81.1%
- 信用買増減率 :257%
- 出来高率 :200%
- 上昇日数 :205日
- 上昇率 :333%
- 下落率 :98.9%
- 上昇期待指数 :1014
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価