仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先大和証券の存在
- 希薄率最大12.2%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価3桁の低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2015.09.02~2017.07.20
株価動向の進展があれば追記致します
(2017年07月20日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「enish」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「成長投資資金の確保」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「大和証券」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2015年9月2日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :850,000株
- 当初行使価額 :1,045円
- 下限行使価額 :627円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は2016年5月31日です。
「行使の完了後」に初動が起こり上昇が始まりました。
最安値
2016年2月12日に最安値383円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから160日後でした。
「発行株式数が少ないにもかかわらず」長い期間を要しました。 発行日の終値は993円でした。
その後は、何度かただの買上げをこなしながら少しずつ下がり続けました。
発行日の終値は993円より下落率は38.6%で「とてつもなく下がりました」。
初動
2017年4月17日に初動がありました。
初動日の始値は534円でした。
最安値から430日後でした。
「発行株式数が少ないにもかかわらずかなりの期間もみ合いました」。
発行日からは590日後でした。
最高値
2017年7月20日に最高値3760円をつけました。
初動から93日後で「長い期間をかけて上げた銘柄」でした。
理由としては「上昇率が高い」ことが大きく影響しています。
上昇率は704%で「とてつもなく上がりました」。
利益確定は「高値圏でもみ合った」ため分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は227%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は304%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は4139%でした。
「多くの投資家が参加しました」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
534円→956円→738円→1353円 →901円→1991円→1351円→3255円 →2709円→3540円→2582円→3760円179%→77%→183%→67% →221%→68%→241%→83% →131%→73%→146%
取引を終えて
534円から956円の上昇率が179%より十分な上昇と考え利益確定してもいいと思います。
実際の取引では956円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
もし、この時点で上昇率が221%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
最後の2582円から3760円の上昇率が146%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は704%よりこの数値でも十分と判断できます。
ただ、実際は2000円あたりで利益確定してしまうのが普通です。
まさか4000円近くまで上がるとは到底思わないからです。
今回のこの上昇は欲が相当ある投資家のみ得られた利益だと思います。
分析データ
- 発行日 :2015.09.02
- 発行日の終値 :993円
- 希薄率 :12.2%
- 行使の完了 :2016.05.31
- 初動日 :2017.04.17
- 初動日の始値 :534円
- 初動までの日数 :590日
- 最安値 :383円
- 最高値 :3760円
- 信用買率 :227%
- 信用買増減率 :304%
- 出来高率 :4139%
- 上昇日数 :93日
- 上昇率 :704%
- 下落率 :38.6%
- 上昇期待指数 :4195
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価