仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先マッコーリー・バンク・リミテッドの存在
- 希薄率最大22.06%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2014.10.10~2015.07.22
株価動向の進展があれば追記致します
(2015年07月22日追記)
*この銘柄は上場廃止しました。
発行
2014年10月10日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがあり、さらに2015年3月20日にも同様のIRがありました。
以下は発行の詳細です。
第1回新株予約権の概要
- 発行株式数 :15,000,000株
- 行使価額 :46円
- 下限行使価額 :30円
第2回新株予約権の概要
- 発行株式数 :25,000,000株
- 行使価額 :42円
- 下限行使価額 :30円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第1回新株予約権の行使の完了は2014年12月8日です。
第2回新株予約権の行使の完了は2015年6月22日です。
いずれも初動前に行使が完了しています。
最安値
2015年6月19日に最安値36円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから246日後でした。
「超低位株かつ発行株式数が多い」ためそこそこの時間を要しました。
発行日の終値は46円でその後は少しずつ下げ続け、行使の完了直前に最安値をつけました。
下限行使価額は30円より下落率は120.0%で「あまり下がりませんでした」。
初動
2015年7月15日に初動がありました。
初動日の始値は43円でした。
最安値から29日後で行使の完了そして初動と短い期間で起こりました。
最高値
2015年7月22日に最高値107円をつけました。
初動からわずか7日後で「とてつもなく効率の良い銘柄」でした。
理由としては当時のテーマ株である「TPP関連銘柄」があげられます。
また「新株予約権の発行株式数が多い」ことも大きく影響しています。
上昇率は248%で「そこそこ上がりました」。
利益確定は「出来高急増」「テーマ株」のためタイミングが分かりやすかったです。
分析データ
- 発行日 :2014.10.10
- 発行日の終値 :46円
- 行使の完了 :2015.06.22
- 初動日 :2015.07.15
- 初動日の始値 :43円
- 最安値 :36円
- 最高値 :107円
- 上昇期間 :7日
- 上昇率 :248%
- 行使価額下落率 :120.0%
- 上昇期待指数 :4042
仕手株評価
出来高
上昇期間
上昇率
行使価額下落率
総合評価