仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先バークレイズ・バンク・ピーエルシーの存在
- 希薄率最大14.8%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2017.12.26~2018.09.10
株価動向の進展があれば追記致します
(2018年09月10日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「フィンテックグローバル」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「収益基盤の強化」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「バークレイズ・バンク・ピーエルシー」は過去多くの銘柄を上昇させた実績がありません。
しかし、この銘柄自体は過去に株価が大きく上昇した経緯があるため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2017年12月26日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :24,000,000株
- 当初行使価額 :106円
- 下限行使価額 :64円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は2018年8月10日です。
「行使の完了前」に初動が起こり上昇が始まりました。
最安値
2018年7月24日に最安値73円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから208日後でした。
「発行株式数が多い」ため長い期間を要しました。
発行日の終値は105円でした。
その後は、もみ合いながら少しずつ下がり続けました。
発行日の終値は92円より下落率は69.5%で「十分に下がりました」。
初動
2018年8月1日に初動がありました。
初動日の始値は74円でした。
最安値から7日後でした。
「とても早く」初動となりました。
発行日からは215日後でした。
最高値
2018年9月10日に最高値225円をつけました。
初動から39日後で「効率の良い銘柄」でした。
理由としては「初動までの期間が長い」「もみ合うことなく上昇した」ことが大きく影響しています。
上昇率は304%で「十分に上がりました」。
利益確定は「出来高急増」ため分かりやすかったです。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中に起こった最大出来高の比率は480%でした。
「やや高めでした」。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は61.1%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は188%でした。
信用取引規制(増担保50%うち現金20%)のため信用取引はあまり活発ではありませんでした。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
74円→96円→82円→97円
→87円→137円→112円→225円
136%→85%→118%→90%
→157% →82%→201%
取引を終えて
74円から96円の上昇率が136%より保有継続でいいと思います。
その後はあまり大きな値動きがありませんでした。
そのため最後は急上昇しました。
上昇率が201%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は304%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2017.12.26
- 発行日の終値 :92円
- 希薄率 :14.8%
- 行使の完了 :2018.08.10
- 初動日 :2018.08.01
- 初動日の始値 :74円
- 初動までの日数 :215日
- 最安値 :73円
- 最高値 :225円
- 信用買率 :61.1%
- 信用買増減率 :188%
- 出来高率 :480%
- 上昇日数 :39日
- 上昇率 :304%
- 下落率 :69.5%
- 上昇期待指数 :4386
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価