仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先SMBC日興証券の存在
- 希薄率最大24.3%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2014.01.07~2015.05.21
株価動向の進展があれば追記致します
(2015年05月21日追記)
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「プロルート丸光」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「収益基盤の強化」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「SMBC日興証券」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2014年1月7日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :4,000,000株
- 当初行使価額 :145円
- 下限行使価額 :66円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は2015年6月29日です。
「行使の完了前」に初動が起こり上昇が始まりました。
最安値
2014年12月26日に最安値75円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから349日後でした。
「発行株式数が多い」ため長い期間を要しました。
発行日の終値は130円でした。
その後は、何度かただの買上げをこなしながら少しずつ下がり続けました。
発行日の終値は130円より下落率は57.7%で「十分に下がりました」。
初動
2015年2月18日に初動がありました。
初動日の始値は85円でした。
最安値から52日後でした。
「それほどかからず」初動となりました。
発行日からは401日後でした。
最高値
2015年5月21日に最高値573円をつけました。
初動から93日後で「長い時間をかけて上げた銘柄」でした。
理由としては「新株予約権の発行株式数がかなり多い」「上昇率が高い」ことが大きく影響しています。
上昇率は674%で「とてつもなく上がりました」。
「初動までが長い」「長い時間をかけて上昇」のため約7倍を達成しました。
利益確定は「高値圏で出来高が多かった」ため分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は72.6%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は590%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は1031%でした。
「多くの投資家が参加しました」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
85円→227円→116円→327円
→219円→354円→240円→366円
→243円→573円
267%→51%→282%→67%
→162%→68%→153%→66%
→235%
取引を終えて
85円から227円の上昇率が267%より十分な上昇と考え利益確定してもいいと思います。
実際の取引では227円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
当時は上昇が急すぎたため本当に迷いましたが、アベノミクス効果を期待して保有し続けました。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
もし、この時点で上昇率が267%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
次の116円から327円の上昇率が282%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は674%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2014.01.07
- 発行日の終値 :130円
- 希薄率 :24.3%
- 行使の完了 :2015.06.29
- 初動日 :2015.02.18
- 初動日の始値 :85円
- 初動までの日数 :401日
- 最安値 :75円
- 最高値 :573円
- 信用買率 :72.6%
- 信用買増減率 :590%
- 出来高率 :1031%
- 上昇日数 :93日
- 上昇率 :674%
- 下落率 :57.7%
- 上昇期待指数 :1692
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価