仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先マイルストーン・キャピタル・マネジメントの存在
- 希薄率最大24.9%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価3桁の低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2013.04.19~2014.01.21
株価動向の進展があれば追記致します
(2014年01月21日追記)
目次
はじめに
「不二精機」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「収益基盤の強化」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「マイルストーン・キャピタル・マネジメント」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2013年4月19日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
新株予約権の概要
- 発行株式数 :1,700,000株
- 当初行使価額 :100円
- 下限行使価額 :100円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は2014年1月6日です。
「行使の完了後」に初動が起こり上昇が始まりました。
最安値
2013年6月7日に最安値93円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから18日後でした。
「行使価額が固定」のため何回も最安値を更新することはありませんでした。
発行日の終値は111円でした。
その後は、何度かただの買上げをこなしながらもみ合い続けました。
発行日の終値は111円より下落率は83.8%で「少しだけ下がりました」。
初動
2014年1月14日に初動がありました。
初動日の始値は117円でした。
最安値から217日後でした。
「行使価額が固定で下げる必要がなかった」ため、準備には長い期間を要しました。
発行日からは235日後でした。
最高値
2014年1月21日に最高値287円をつけました。
初動から7日後で「とてつもなく効率の良い銘柄」でした。
理由としては「初動までかなりもみ合った」「発行株式数がかなり少ない」ことが大きく影響しています。
上昇率は245%で「そこそこ上がりました」。
利益確定は「急上昇で出来高が多かった」ため分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は52.2%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は400%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は752%でした。
「多くの投資家が参加しました」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
117円→213円→175円→287円
182%→82%→164%
取引を終えて
117円から213円の上昇率が182%より十分な上昇と考え利益確定してもいいと思います。
実際の取引では213円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
当時は2日連続のストップ高の後だったため利益確定の方が安全でした。
もし、この時点で上昇率が182%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
次の175円から287円の上昇率が164%で十分なため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は245%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2013.04.19
- 発行日の終値 :111円
- 希薄率 :24.9%
- 行使の完了 :2014.01.06
- 初動日 :2014.01.14
- 初動日の始値 :117円
- 初動までの日数 :235日
- 最安値 :93円
- 最高値 :287円
- 信用買率 :52.2%
- 信用買増減率 :400%
- 出来高率 :752%
- 上昇日数 :7日
- 上昇率 :245%
- 下落率 :83.8%
- 上昇期待指数 :400
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価
タグ:6400 マイルストーン・キャピタル・マネジメント 不二精機 仕手株 第三者割当新株予約権
カテゴリ:仕手株(株価動向)