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仕手株 児玉化学工業 4222


仕手株であると断定した理由  

 

  1. 第三者割当新株予約権の発行
  2. 割当先アドバンテッジアドバイザーズの存在
  3. 希薄率最大24.2%の発行条件
  4. 大量保有報告書の軌跡
  5. 株価2桁の超低位株

 

この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。  

 

ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。  

 

分析期間は2016.11.14~2017.11.27

 

株価動向の進展があれば追記致します

(2017年11月27日追記)

 

*最新の分析結果はコチラ

 

 

はじめに

 

 

「児玉化学工業」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。

 

それは「上場廃止の回避」です。

 

株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。

 

割当先である「アドバンテッジアドバイザーズ」は過去多くの銘柄を上昇させた実績がありません。

 

しかし、上昇する可能性があるため投資対象にしました。

 

ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。

 

ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。

 

 

発行

 

 

2016年11月14日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。  

 

以下は発行の詳細です。  

 

第1回新株予約権の概要

  • 発行株式数  :7,235,000株
  • 当初行使価額 :54円
  • 下限行使価額 :32円

 

 

完了

 

 

確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。  

 

第三者割当による新株予約権の行使の完了は2017年8月10日です。

 

「行使の完了前」に初動が起こり上昇が始まりました。

 

 

最安値

 

 

2016年11月17日に最安値51円をつけました。  

 

第三者割当による新株予約権の発行に関するIRからわずか3日後でした。  

 

発行日の終値は54円でした。  

 

発行日からほとんど下げることなくもみ合いました。  

 

下限行使価額を割らない銘柄は稀です。  

 

むしろ割ってから始めて投資対象になるくらいです。  

 

発行日の終値は54円より下落率は94.4%で「少しだけ下がりました」。 

 

 

初動

 

 

2017年7月20日に初動がありました。

 

初動日の始値は65円でした。  

 

最安値から243日後で「かなりの期間を要しました」。  

 

なぜなら、この期間にただの買上げが3度もあったからです。

 

発行日からは246日後でした。

 

 

最高値

 

 

2017年11月27日に最高値283円をつけました。  

 

初動から127日後で「効率の悪い銘柄」でした。  

 

理由としては「下限行使価額を割らなかった」「上昇率が高かった」ことが大きく影響しています。  

 

上昇率は435%で「かなり上がりました」。  

 

長い期間をかけて上昇した結果です。

 

利益確定は「出来高急増」のため分かりやすかったです。

 

 

信用買

 

 

新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は113%でした。

 

発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は3139%でした。 

 

 

出来高

 

 

新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は1194%でした。  

 

「多くの投資家が参加しました」

 

 

株価変動率

 

 

初動から高値までの株価変動率をまとめました。

 

65円→139円→80円→111円→90円

→141円→91円→182円→150円→283円

 

214%→58%→139%→81%→157%

→65%→200%→82%→189%

 

 

取引を終えて

 

 

65円から139円の上昇率が214%より十分な上昇と考え利益確定してもいいと思います。

 

実際の取引では139円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。

 

確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。

 

また、投資効率もいいと思います。

 

もし、この時点で上昇率が214%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。

 

その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。

 

当時は91円から182円の上昇率が200%で十分なため利益確定の判断をしてもよかったのですが、上昇期間が長かったためもう少し保有してみようと思いました。

 

結果的に判断は正解でした。

 

しかし、高値圏のため少しでも出来高を伴った下落があれば即取引を終了するつもりでした。

 

最終的な上昇率は435%よりこの数値でも十分と判断できます。

 

 

分析データ

 

 

  • 発行日     :2016.11.14
  • 発行日の終値  :54円
  • 希薄率     :24.2%
  • 行使の完了   :2017.08.10
  • 初動日     :2017.07.20
  • 初動日の始値  :65円
  • 初動までの日数 :246日
  • 最安値     :51円
  • 最高値     :283円
  • 信用買率    :113%
  • 信用買増減率  :3139%
  • 出来高率    :1194%
  • 上昇日数    :127日
  • 上昇率     :435%
  • 下落率     :94.4%
  • 上昇期待指数  :765

 

 

chart.jpg

 

 

仕手株評価

出来高
 

 

上昇日数
 

 

上昇率
 

 

下落率
 

 

総合評価
 

 

 


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