仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先SMBC日興証券の存在
- 希薄率最大23.6%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価3桁の低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
分析期間は2016.05.20~2017.07.11
株価動向の進展があれば追記致します
(2017年07月11日追記)
目次
はじめに
「ASJ」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「財務体質の改善」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「SMBC日興証券」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2016年5月20日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
第1回新株予約権の概要
- 発行株式数 :1,500,000株
- 当初行使価額 :524円
- 下限行使価額 :238円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第三者割当による新株予約権の行使の完了は2017年6月21日です。
「行使の完了前」に初動が起こり上昇が始まりました。
最安値
2017年4月13日に最安値336円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから328日後でした。
「発行株式数が少ないにもかかわらず」長い期間を要しました。
発行日の終値は472円でした。
その後は、何度か買上げをこなしながら少しずつ下がり続けました。
発行日の終値は472円より下落率は71.2%で「十分に下がりました」。
初動
2017年5月8日に初動がありました。
初動日の始値は365円でした。
最安値から25日後で「わりとかからず」初動となりました。
発行日からは353日後でした。
最高値
2017年7月11日に最高値3700円をつけました。
初動から63日後で「効率の良い銘柄」でした。
理由としては「新株予約権の発行株式数がかなり少ない」「初動までの期間が長い」ことが大きく影響しています。
上昇率は1014%で「とてつもなく上がりました」。
「発行株式数の少なさ」「連続ストップ高」のため10倍を達成しました。
利益確定は「高値でのもみ合い」のため分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は57.9%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は953%でした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は479%でした。
発行株式数が少なかったこともあり「やや高め」でした。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
364円→2050円→1231円→2100円
→1510円→3460円→2587円→3700円
563%→60%→171%→72%
→229%→75%→143%
取引を終えて
364円から2050円の上昇率が563%より十分な上昇と考え利益確定しました。
実際の取引では2050円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷うことはないと思います。
もし、この時点で上昇率が563%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思いますが、そう思って保有し続けた投資家は極わずかだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有していても正解だったと思います。
最後の上昇率が143%で少し低かったですがもはや十分すぎると思います。
最終的な上昇率は1014%よりここまでの上昇を予想し保有し続けることはほぼ不可能だと判断しています。
分析データ
- 発行日 :2016.05.20
- 発行日の終値 :472円
- 希薄率 :23.6%
- 行使の完了 :2017.06.21
- 初動日 :2017.05.08
- 初動日の始値 :365円
- 初動までの日数 :353日
- 最安値 :336円
- 最高値 :3700円
- 信用買率 :57.9%
- 信用買増減率 :953%
- 出来高率 :479%
- 上昇日数 :63日
- 上昇率 :1014%
- 下落率 :71.2%
- 上昇期待指数 :2017
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価