仕手株であると断定した理由
- 第三者割当新株予約権の発行
- 割当先マイルストーン・キャピタル・マネジメントの存在
- 希薄率最大24.5%の発行条件
- 大量保有報告書の軌跡
- 株価2桁の超低位株
この5つの要素によって仕手株であると断定いたしました。
ここに、株価動向の分析結果をお伝えしたいと思います。
なお、分析期間は2011.05.02~2012.03.05です。
*最新の分析結果はコチラ
目次
はじめに
「大盛工業」はこのIRによって何を求めているのでしょうか。
それは「財務体質の改善」です。
株価は順調に資金調達が進めば上昇するはずです。
割当先である「マイルストーン・キャピタル・マネジメント」は過去多くの銘柄を上昇させた実績があります。
そのため投資対象にしました。
ただ、今後「どこまで下落するのか」「どこまで上昇するのか」もしくは「一切上昇しないのか」は分かりません。
ですが、これこそが仕手株の醍醐味だと思います。
発行
2011年5月2日に第三者割当による新株予約権の発行に関するIRがありました。
以下は発行の詳細です。
第2回新株予約権の概要
- 発行株式数 :19,000,000株
- 行使価額 :21円
- 下限行使価額 :21円
完了
確実に行使の完了が分かるわけではないですが、大量保有報告書データベースにおいて「保有割合が5%以下」の場合はほぼ完了したとみなしています。
第2回新株予約権の行使の完了は2012年4月16日です。
「行使価額が固定」のため初動及び上昇の後に完了しました。
最安値
2011年11月28日に最安値12円をつけました。
第三者割当による新株予約権の発行に関するIRから176日後でした。
「超低位株かつ発行株式数が多い」ためそこそこの時間を要しました。
発行日の終値は23円でその後30円まで上がりました。
しかし、それ以降は少しずつ下げ続け初動直前に最安値をつけました。
発行日の終値は23円より下落率は52.2%で「十分に下がりました」。
初動
2011年12月8日に初動がありました。
初動日の始値は14円でした。
「最安値をつけてからすぐに」初動となりました。
発行日からは186日後でした。
最高値
2012年3月5日に最高値44円をつけました。
初動から87日後で「十分に時間をかけて上げた銘柄」でした。
理由としては「新株予約権の発行株式数が多い」「初動までにかなり下がりきった」ことが大きく影響しています。
上昇率は314%で「十分に上がりました」。
「発行株式数が多すぎる」ため思ったよりは大きく上がりませんでした。
利益確定は「出来高急増」「上昇幅大」のためタイミングが分かりやすかったです。
信用買
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大信用買の比率は7.5%でした。
発行から高値までの期間中における信用買の増減の比率は1347%でした。
信用取引規制のため信用取引はあまり活発ではありませんでした。
出来高
新株の発行株式数に対して上昇期間中における最大出来高の比率は116%でした。
超低位株にしては少なく「あまり盛り上がりませんでした」。
株価変動率
初動から高値までの株価変動率をまとめました。
13円→25円→15円→27円
→20円→28円→24円→44円
192%→60%→180%→74%
→140%→85%→183%
取引を終えて
13円から25円の上昇率が192%より十分な上昇と考え利益確定してもいいと思います。
実際の取引では25円まで上昇した時点で「まだ上昇するのか」と迷います。
確実に利益を積み重ねる投資スタイルなら利益確定が正解だと思います。
また、投資効率もいいと思います。
もし、この時点で上昇率が192%では低すぎると判断できれば保有すべきだと思います。
その後の下落率が50%を割っていないため保有が正解だったと思います。
最後の上昇率が183%で少し低かったですが192%に近かったため利益確定の判断をしました。
最終的な上昇率は314%よりこの数値でも十分と判断できます。
分析データ
- 発行日 :2011.05.02
- 発行日の終値 :23円
- 希薄率 :24.5%
- 行使の完了 :2012.04.16
- 初動日 :2011.12.08
- 初動日の始値 :14円
- 初動までの日数 :186日
- 最安値 :12円
- 最高値 :44円
- 信用買率 :7.5%
- 信用買増減率 :1347%
- 出来高率 :116%
- 上昇日数 :87日
- 上昇率 :314%
- 下落率 :52.2%
- 上昇期待指数 :742
仕手株評価
出来高
上昇日数
上昇率
下落率
総合評価
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カテゴリ:仕手株銘柄